2010年5月27日木曜日

バルザック

どっぷりハマってしまった。“人間観察のプロ”の片鱗を垣間見せつつ、こと細かく状況を伝えてくれる、お喋りでインチキなおっさん。その魅力はしばらく尽きそうにない。人間の真理なんて、きっと薄っぺらいものなのだ。喜んだって苦しんだって、毎日はただ淡々と廻ってるんだもの。

2010年5月17日月曜日

雷蔵

藤村志保さんから流れ着いた“眠り狂四郎”を毎週借りてはちびちび観ている。日本には面白いシリーズものがいくつあるのやら。とにかく市川雷蔵がもう半端じゃなく格好良い。

2010年5月4日火曜日

大人になれなくて

先日の掃除中に出てきた「坊っちゃん」を読んだ。昔の(昭和30年代くらいまでの)人たちは自分の意見をはっきり意識し、大事にしている。それと共に、和を尊ぶ文化もきちんと両立させているのが偉い。“空気を読むこと”とはまるで違う。もっと有機的で積極的な“繋がり”が“和”なのである。

わたしは自己中じゃない、と思い込んでいる輩が空気を読めることに満足するのは勝手だが、他人にまで押し付けるのはただちに止めるべきだ。喧嘩もタブーな薄く細い関係になってしまった社会になんか、溶け込みたくはない。その労力はすべて、自分の周りの濃ゆい関係を結ぶことに注ぎたいと思うのである。