先日の掃除中に出てきた「坊っちゃん」を読んだ。昔の(昭和30年代くらいまでの)人たちは自分の意見をはっきり意識し、大事にしている。それと共に、和を尊ぶ文化もきちんと両立させているのが偉い。“空気を読むこと”とはまるで違う。もっと有機的で積極的な“繋がり”が“和”なのである。
わたしは自己中じゃない、と思い込んでいる輩が空気を読めることに満足するのは勝手だが、他人にまで押し付けるのはただちに止めるべきだ。喧嘩もタブーな薄く細い関係になってしまった社会になんか、溶け込みたくはない。その労力はすべて、自分の周りの濃ゆい関係を結ぶことに注ぎたいと思うのである。
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